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Release Note for version 0.9
初の安定版となる1.0リリースに向けた、準備のためのリリースです。
以前のバージョンとの相違
- シンプルなページテンプレートシステムを実装しました。
- kahua.persistence.mysql、kahua.persistence.postgresql において、インデックススロットをサポートしました。
- 旧来のファイルシステムデータベースである kahua.persistence.fs を廃止しました。
これまで使用していたfsdbは、下記のようにefsdbに変換し、efsdbとして使用してください。
% kahua-dbutil upgrade /path/to/db
このコマンドはインプレースで変換を試みるため、必ずバックアップを行ってから変換を行うようにしてください。 - efsdbがデフォルトのデータベース形式となりました。efs: をつけなくても、パス名を指定すればefsdbとして使用します。
- 単純タグ関数、高階タグ関数、SXMLにおいて、コンテントとして含まれる#fは単純に無視されるようになりました。
- obj->stringメソッドが廃止されました。HTMLドキュメントに出力するオブジェクトの表現形式を変更するには、x->stringを使用してください。
- マクロ when: unless:、when/ unless/ を追加しました。それぞれ条件を満たしたとき(あるいは満たさなかったとき)にはbody部分を返し、そうでない場合は空要素に展開されます。特定の条件時にのみ出現するタグを実現するのに利用できます。
バグ修正
- タグ関数において、属性値が正しくエスケープ(<>&'"を実体参照に置き換え)されないことがあったのを修正しました。
- Kahuaオブジェクトデータベースのメモリキャッシュの扱いを修正しました。
- テストスクリプトの一部がcvsコマンドの存在を前提としていたのを修正しました。
動作条件
- Gauche-0.8.8 以降(0.8.8のバグについては後述)
- Gaucheがpthreadをサポートするように構築されていること。
$ gosh -V|grep pthread Gauche scheme interpreter, version 0.8.8 [utf-8,pthreads]
のように表示されればOKです。 - Gauche-0.8.8 には、エラー発生時にメッセージを表示せずに終了してしまうバグがあります。パッチを適用してGaucheをビルドすることを推奨します。
注意事項
- 0.8において、efsで追加されたインデックススロットをサポートするための準備として、RDBMSのテーブル構造を変更しました。
0.7以前のリリースバージョンからアップグレードする場合、必ず運用しようとする(新しい)バージョンのKahuaに含まれるkahua-dbutilコマンドでデータベースの変換を行ってください。
% /usr/local/kahua/bin/kahua-dbutil fix mysql:kahua:password:db=test ==Start checking: #<<kahua-db-mysql> "mysql:kahua:password:db=test" (active)>== Checking kahua_db_idcount... FIXED Checking kahua_db_classcount... OK Checking ID column and indexes... FIXED Checking removed flags... OK ==Done==
- Linux カーネルバージョン 2.4 系列を使っているシステムでは、
NPTL(Native Posix Thread Library)が組込まれていない libc を使っている場合
(たとえば、2.4 系列カーネルの Debian 3.1 sarge)では正しく動作しません。
2.6系列のカーネルに入れ替えるか、NPTLを組み込んだlibcを使用してください。
NPTLが有効かどうかは getconf コマンドで調べることができます。
% getconf GNU_LIBPTHREAD_VERSION NPTL 0.60